無線工学Bは、無線工学Aと並ぶ一陸技の山場です(独学合格ロードマップ)。テーマは大きく「アンテナ」と「電波伝搬」。目に見えない電波の振る舞いを扱うため、イメージがつかみにくく、独学で時間がかかりやすい科目です。
目次
無線工学Bの全体像
無線工学Bは25問・2時間30分。電波を「出す・受ける装置(アンテナ)」と、「空間をどう伝わるか(伝搬)」が二本柱です。主な出題分野は次のとおり。
- アンテナの基礎(指向性、利得、放射パターン、実効長・実効面積、入力インピーダンス)
- 各種アンテナ(ダイポール、八木・宇田、パラボラ、ホーン、アレーアンテナ、マイクロストリップ)
- 給電線と整合(同軸ケーブル、導波管、定在波比(SWR)、スミスチャート、整合回路)
- 電波伝搬(自由空間伝搬、地上波、対流圏伝搬、電離層伝搬、フェージング、見通し距離)
- アンテナ・伝搬の測定
なぜ無線工学Bはつまずきやすいのか
アンテナも電波伝搬も、目で見えない現象を扱います。実物に触れた経験がないと、用語と数式が頭の中でつながらず、「式は追えるのにイメージが湧かない」という状態になりがちです。
特につまずきやすいのが、給電線の整合まわり(SWRやスミスチャート)と、電波伝搬の各モード(電離層反射、フェージングの種類)。ここは仕組みの理由とセットで押さえないと、暗記がすぐ崩れます。逆に、現象のイメージを持てれば一気に解けるようになる分野でもあります。
独学での攻略法
- アンテナの基礎用語(利得・指向性・インピーダンス)を、図とセットで理解する
- 代表的なアンテナの特徴を「形・用途・利得の傾向」で比較整理する
- 給電線・整合(SWR、スミスチャート)は、計算手順を一度しっかり通す
- 電波伝搬は、周波数帯ごとの伝わり方の違いを地図のように整理する
- 過去問を分野横断で解き、分からない現象はその都度調べてノート化する
スミスチャートのように「最初は意味不明でも、手順を覚えれば確実に点になる」テーマは、早めに慣れておくと得点源になります。
無線工学Aや基礎との関係
無線工学Bの「アンテナ・伝搬」は、無線工学Aの「通信方式・システム」と対になる関係です。どちらも無線工学の基礎(電磁気・回路)の上に成り立つので、順番は基礎→A→Bと土台から積むのがおすすめです(独学合格ロードマップ)。
まとめ
- 無線工学Bはアンテナと電波伝搬の二本柱
- 見えない現象なので、用語は図・イメージとセットで理解する
- 整合(SWR・スミスチャート)と伝搬モードが特につまずきやすい山場
- 基礎→A→Bの順で積むと理解が早い
一陸技の全体像は第一級陸上無線技術士(一陸技)とは?、勉強の進め方は独学合格ロードマップへ。
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